赤坂で用事のあと、早めの夕食。
ちょっと物足りなくて、
デザートを食べに行こうかな。
あっ、そうそう、赤坂って言えば…
「しろたえ」っていう洋菓子店がある。
思い出して向かう。
ティールームはもう閉まっている。
じゃぁ、買って帰ろう。
赤坂への用事を重ね、いくつかいただくうちに、しろたえのお菓子らしさがはっきりとしてくる。
日本の山野草のような。
やわらかい中間色のような。
12色のクレヨンには並ばない、地中海沿岸の派手な花々の色ではない、優しい柔らかな色。
どのお菓子にもはっきりとしたしろたえ共通の柔らかく温もりのある絶対の色、味わいがある。
絶対の中間色。
しろたえを知ったのは30年以上前のこと。
パティシエなんていう言葉はまだ知らない、ただ、お菓子作りが好きだった小学生の頃。
少し調べてみると、こんな記事が見つかる。